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こんにちは。あこです。
今回の読了本は、、、
冷たい校舎の時は止まる/辻村深月（著）
です。
イライラして読む手が止まらない
なぜもっと早く読まなかったのだろう。
もっと早く会いたかった。
もっとみんなと一緒に校舎の中にいたかった。
もくじ
- あらすじ
- おすすめポイント
- おすすめの人
- 感想
作中のフレーズなどを用いますが、具体的なネタバレは避けています
あらすじ
閉じ込められた8人の高校生ーー雪はまだ降り止まない
「ねえ、どうして忘れたの？」
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろうーー。
いとおしくなるほどの懐かしい記憶
「こんなことはいつか終わりになればいい」
ーー大丈夫、いつか、絶対に大人になれるからー
学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてくださいーー。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか？」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。第31回メフィスト賞受賞作！
おすすめポイント
ホラーが苦手でも面白く読めた
➡︎怖いところはあったけれど、
ホラーというよりも、SFミステリーだなと感じた。
一緒に校舎の中に閉じ込められているように錯覚
➡︎菅原に恋をしている高校生として、
一緒に閉じ込められていると錯覚してしまっていた。
読後は卒業式みたいな喪失感
学生時代にあんな先輩と恋したかった。
イライラさせられた
「どーゆう事？」
「そーゆう事か！」
の繰り返し。
早く先が知りたくて、
飛ばしてラストを読んでしまおうかと
考えたけれど、我慢してよかった。
ちゃんと読んだからこそ、スッキリとした読後感を感じれた。
こんなにイライラさせられての
伏線回収、、、大好きです。
おすすめの人
⚫︎ホラー初心者さん
⚫︎辻村深月にハマりたい人
⚫︎雪降る季節に読む本を探している人
感想
なんでもっと早く読まなかったの？めちゃ面白いし、イライラする。後半の伏線回収が気持ちよかった。最終章の深月の指輪にキューっとして、悶えた、ときめいた。一番好きなシーンです！！ただ、十七章「冷たい校舎の時は止まる」でなぜ深月は、その場所を選んだのかがよく分からなかった。自殺、ホラーと重たい内容なのに、スッキリとした読後だった。菅原に恋もできたし、素敵な青春をすごせました。
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