きみはポラリス/三浦しをん(著)のおすすめポイントと感想

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こんにちは あこです。

作中のフレーズなどを用いまっすが、具体的なネタバレは避けています。

今回のおすすめ本は、きみはポラリス/三浦しをん(著)です。


それぞれの愛を描いた短編集。

儚く、美しく、強い愛を本を通じて 体感 してほしい。

私たちは、こんなにもたくさんある愛の中で、生きているのだなと実感できた。

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もくじ

  • あらすじ
  • おすすめポイント
  • おすすめの人
  • 感想

あらすじ

すべての恋愛は、普通じゃない。2人にしか見えない光、それが宇宙で一番かがやく。最強の恋愛短編集。
どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。

おすすめポイント

タイトル「きみはポラリス」

   ➡︎ポラリスとは何か。一定の場所で光り輝く星のことである。あなたは私の中の揺るぎない光という解釈であっているだろうか?

何度もタイトルを復唱したくなるほど美しい。

愛の形がこんなにもたくさんあったのかと、気付かされる

   ➡︎こんなにもたくさん愛についての引き出しがあるとは!どの愛も美しく描かれていて、読後もスッキリとしている。とても読み心地の良い恋愛小説。

肺から吐き出された煙と息は、白く混じり合い、誰にも解読できない文字のような軌道を描いて、冬の夜空に登っていった。おしまいの一筋が闇ち溶けるまで、岡田は窓辺から動けずにいた。                    「永遠に完成しない二通の手紙」から引用

   ➡︎この話は、「永遠につづく手紙の最初の一文」と話がつながっており、二つの話を読むことでこの描写の深さが全然違ってくる。

まさに岡田の想いが全て詰まっているフレーズ。幸せなってほしい、しかし特定の誰かとの幸せを呪う、そんな矛盾した気持ちがこの言葉につまっているのではと思うと、切なく、美しい純愛。

おすすめの人

⚫︎恋愛小説が苦手だと感じている人

  ➡︎短編で読みやすい。

⚫︎動物と暮らしている人

  ➡︎動物たちをより愛おしく感じれる

⚫︎優しい気持ちになりたい人

  ➡︎ハッピーエンドではない作品も、全ての愛が優しい

感想

恋愛小説は得意ではない。けれどこの作品はハマった!それぞれの作品に思いもよらない愛が詰まっていてぐんぐん引き込まれてしまった。こんなにもたくさんの愛を読んだはずなのに、同じ愛は1つもなかった。特に「永遠に完成しない手紙」が特によかった!相手の幸せを想い、そして呪う…これぞ純愛だ‼︎また、文章の繋ぎ方が綺麗なので読みやすかつた。好きな作家さんがまた増えました。

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